2024年05月24日
脂肪肝は肝臓癌の原因の一つ (R1.10)
肝細胞癌の原因は65%がC型肝炎ウイルス、15%がB型肝炎ウイルス、20%が脂肪肝などの非ウイルス病です。医学の進歩によりC型、B型肝炎ウイルスに有効な薬が出来ました。
しかし脂肪肝に有効な薬はまだ出来ていません。脂肪肝は肝細胞に中性脂肪が蓄積する病気です。原因の多くにアルコール、食事、運動が関係しています。アルコールを飲まないのに脂肪肝になる人もいます。
脂肪肝の診断は普通、血液検査、腹部エコー検査などでします。脂肪肝は病気ですが症状がないので皆さん一度は検査を受けて下さい。脂肪肝と診断されたら毎年、血液検査、エコー検査を受けて下さい。
脂肪肝を長年放置すると慢性肝炎から肝細胞癌になる危険性があります。生活習慣の見直しで癌予防に努めましょう。
アルコールを飲む人は適量にして週二日以上は禁酒して下さい。食事は食べ過ぎず腹八分にして三食とり、夕食は午後9時までに食べてその後は朝食まで茶水のみとして下さい。
運動は毎日20分以上は歩いて下さい。体重は毎日測定してBMIで23を目指して下さい。以上を守って脂肪肝を早期に治しましょう。