2024年05月24日
冬場の皮膚の痒み (H14.1)
皮膚の潤いは皮脂という脂(あぶら)分と水分で保たれています。冬場は空気が乾燥していて、カサカサになって痒くなる傾向です。特にお年寄りはそうです。しつこく掻くと悪化して湿疹を起こします。痒いからといって入浴の際、洗剤やナイロンタオルで洗いすぎたり、こすりすぎたりすると皮脂を落とし、ますます表面が乾燥して痒くなるという悪循環になります。皮脂を必要以上に取らない、特にお年寄りは洗いすぎないようにしましょう。入浴も何度も入るのは考えものです。あかは適度に必要です。
電気毛布や電気シーツも皮膚を乾燥させます。加湿器で室内の湿度を保つことも大切です。喫煙は皮下の血流と酸素を減らし、皮下のコラーゲンを減少させ潤いをなくします。