4月は職場での新入社員歓迎会や、友人らとのお花見などで飲酒の機会がぐっと増える時期です。この時期に時々ニュースになる話題に急性アルコール中毒があります。これは比較的短時間に血液中のアルコール濃度が急激に高くなった状態で、脳に強い影響を与え、最悪の場合には死に至ることもあります。

酒酔いは血中アルコール濃度で次のように4段階に分けられています。ほろ酔い0.02~0.1%(約1~2合 日本酒)、酩酊0.1~0.2%(約3~4合)、泥酔0.2~0.3%(約5~6合)、昏睡0.3~0.4%(約7合~)。酒酔いの程度は個人の肝臓でのアルコール分解処理能力の強弱で変わります。処理能力が弱い人の場合には、少量の飲酒でも酩酊・泥酔状態になります。

急性アルコール中毒を予防するには自分の適量を知っておくことも大切ですが、空腹時には飲まない、度数の強いものを飲まない、一気飲みに代表されるような短時間で大量の飲酒をしない、他人に対して一気飲みを無理強いしない、といったことに注意しましょう。