定期予防接種が一部変更になります。麻しんと風しんの予防接種方法が、(1)第一期…生後12月から生後24月に至るまでの間にある者(2)第二期…5歳以上7歳未満の者であって、小学校就学の始期に達する日の1年前の日から当該始期に達する日の前日までの間にあるもの、となり来年(H18)4月1日から施行されます。日本脳炎予防接種では第三期が廃止されますが、既に厚生労働省からの勧告で接種自体が今は差し控えとなっています。

日本では麻しん患者数は平成13年に約29万人という流行があって以降減少していますが、それでも1万人前後は罹ると言われています。また風しんでは平成7年に幼児への予防接種が定期化されて以来大流行は起こっていませんが、妊娠初期の妊婦が風しんに罹ったために胎児が先天性風しん症候群になったという報告が昨年(H16)10件もありました。

世界では麻しんの根絶を目指し予防接種の2回接種を実施しており良い結果も得られています。日本でも今回予防接種の2回接種を導入することにしました。

現在は生後12月から生後90月(満7歳6か月)に至るまでの間にある者が、公費で麻しんと風しんの予防接種を受けられますので、まだ接種をしていない方もいるでしょう。来年(H18)4月に小学校へあがる前に早めに予防接種を受けましょう。