2024年07月30日
近眼と老眼 (R6.8)
「遠くが見にくい」「近くが見にくい」などの会話はよく耳にすると思います。眼鏡やコンタクトレンズをしない裸眼の状態で、遠くが見えない場合は、屈折異常が考えられ、「近視」「遠視」「乱視」を持っていて、それらを矯正する眼鏡などで遠くを見ることができます。一般的に「近眼」といわれるものは、「近視」と同じ意味で、近くにピント(焦点)が合って、遠くを見た時には焦点が合わない状態です。焦点が合う場所が目より、近ければ近いほど近視が強いことになります。「近視」は今や国民病ともいわれ、日本をはじめとしたアジア諸国で近視の有病率は上昇しています。特に、小学生や中学生の近視は増加しており、スマホなどのデジタルデバイスの影響や屋外の光を浴びる量が少なくなったことが原因と推測されています。なので、近視がある場合は、スマホ時間を少なくしたり、外の光を浴びたりすることが、近視の進行を遅らせます。一方、老眼は「老視」ともいわれ、老化によるピント調節の衰えで、裸眼もしくは眼鏡をして、遠くが見える状況で近くが見えない状況です。近眼も老眼も適切な眼鏡が必要ですので、お近くの眼科にご相談ください。