2024年05月27日
脳卒中にならないために (H15.3)
脳卒中は血管が老化(動脈硬化)して内腔が狭くなったり、もろくなったところで、血管が詰まったり(脳梗塞)、破れたり(脳出血・くも膜下出血)して、脳に血液が及ばない状態です。体の片側がしびれたり、話すことが困難になったり、片側が見えにくくなったり、意識がなくなったりします。脳卒中は死亡原因の第3位にあって、寝たきりの原因の約4割を占めています。前述のごく軽い症状が数時間でも現れたら、本格的な脳卒中の前触れかもしれません。できるだけ早く医師に相談しましょう。
予防は生活習慣の改善にあります。高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満、喫煙、運動不足は危険因子です。また中高年者は脱水になりやすく、血の粘りけが強くなって血管が詰まりやすくなるので、適度な水分補給も大切です。喫煙も血液の粘りを増加させますから危険です。適度な運動は動脈硬化を防ぎ血管を若返らせます。すなわち老化を防ぐことになりますので、身体的に許せる人は何らかの運動も進んでしましょう。
発作がおきたら頭を水平にして息がしやすい姿勢にして、すぐに救急車を呼びましょう。早ければ早いほど後遺症が少なくすみます。