2024年05月24日
熱中症に注意 (R5.6)
熱中症とは、その名の通り熱にあたって(中って)起こる身体の不調のことです。高温多湿の環境下では、体温や体内の水分・塩分(ナトリウムやマグネシウムなど)のバランスが崩れることによりさまざまな症状が起こります。塩分の不足により筋肉のけいれんが起こり、水分の不足により脱水症状(血圧低下、めまい、脱力感、失神など)が起こります。さらに体温調節が破綻すると急激に40度位まで体温が上昇し、意識障害や全身の臓器障害を引き起こすこともあります。症状が見られた場合、体温が上がらないように涼しい環境にすることと、水分・塩分の補給を速やかに開始することが重要です。水分の経口摂取ができない場合や意識障害がある場合は、速やかに医療機関を受診して下さい。予防のためには、できるだけ涼しい服装を心がけ、水分をこまめに摂りましょう。汗をかく場合は、お茶や水に0.1-0.2%程度の食塩を溶かしたものや、経口補水液などで塩分の補給も心がけてください。アルコール類やカフェインを含んだ物は、利尿作用により脱水が悪化する可能性があるので避けた方が賢明です。その他重要なこととして、駐車した車内に子供やペットを放置することは絶対にやめましょう。