2024年05月24日
乳幼児の誤飲 (H11.2)
ハイハイやつかまり立ちができる6~11カ月の乳児期には、誤飲事故に特に注意しましょう。誤飲の大半がこの時期に生じ、1~2歳では4分の1を占めます。ハイハイの頃は手にするもの何でも口に入れると思いましょう。また時間帯では午後6時~9時が最も多く、いろんな物が置かれている一家だんらんの時です。手の届く範囲内に不注意に置かれていることが多いのです。家庭にあるほとんどの物が対象になります。ハイハイの子供が1センチ真四角のブリキ板を飲み込んで、食道にひっかかった例もあります。
一番多いのがたばこで約半数を占めます。たばこの吸い殻が入った缶ジュースを飲む場合もあります。医薬品、化粧品、防虫剤、殺虫剤、洗剤、漂白剤、硬貨が続きます。年齢で順位に差があり、たばこに関しては1歳未満に集中します。2歳以上では医薬品が最多で親の薬を誤飲します。小児用のがぜ薬や胃腸薬は美味しくされているため、多量に飲む例もあります。2~4歳は硬貨が目立ちます。ボタン電池は食道や腸に穴があくことがあり危険です。