2024年05月24日
子どもの死因ー多くが不慮の事故ー (H15.9)
乳幼児は好奇心が旺盛で興味のあるものに手を伸ばしどこへでも行こうとします。何が危険で何が安全かなのか分かりません。
0歳児では窒息が約4分の3を占め、食べ物や吐いたもの、ふかふかの布団やうつぶせ寝、誤飲などが原因になりますが、誤飲ではタバコが群をぬいています。次いで入浴中の事故、交通事故、ベッドやソファーからの転落・転倒、熱いミルクや暖房器具でのやけどとなります。浴槽や洗濯機でおぼれたり、お湯と間違えてお酒を飲まされた例もあります。
1~4歳では一人歩きや飛び出しの交通事故や水の事故が目立ってきます。水の事故の大半は風呂場で起きています。次いでタバコ・化粧品・薬やコインの誤飲やビニール袋での窒息、階段や窓からの転落・転倒、火や煙、刃物でのけがとなります。
5~9歳では外で活発に活動するようになり、交通事故が大半を占め、水の事故も4分の1を占めるほどに増えます。