平成16年度の家庭用品等に係る小児の誤飲事故に関する報告が厚生労働省から公開されました。

原因製品として多いものから

(1)タバコ 36.1%
(2)医薬品・医薬部外品 15.5%
(3)玩具 7.3%
(4)金属製品 7.3%
(5)プラスチック製品 4.5%
(6)洗剤・洗浄剤 3.8%
(7)化粧品 3.5%
(8)電池 3.4%
(9)硬貨 3.2%
(10)食品類 3.0%

でした。

小児の誤飲事故は減少傾向にはあるものの、タバコが原因の場合が圧倒的に多く、生後6ヶ月からの1年間に発生時期が集中しています。医薬品が原因の誤飲事故は、タバコよりも高い年齢で発生しています。

誤飲事故の発生時間帯は、夕刻以降の家庭の団欒時間帯に半数近くが集中しています。保護者が近くにいても、乳幼児は身の回りのものを口に入れてしまうので注意が必要です。

乳幼児のいる家庭では、手の届く範囲に口に入るサイズのものを置かないようにしましょう。乳幼児の口に入るサイズはおよそ直径3cmの円に入るものであるとされています。これは玩具であっても同様です。