ストレスと病気
ストレスとは体に対しての何らかの刺激のため生体にゆがみができた状態を言います。この外的な刺激をストレッサーと呼び
1.物理的ストレッサー(光、音など)
2.化学的ストレッサー(タバコ、アルコールなど)
3.生物学的ストレッサー(細菌、ウィルス、花粉など)
4.心理的ストレッサー(不安、怒りなど)
5.社会的ストレッサー(家庭環境、職場環境など)
の五つに分類する事ができます。またストレスには体に良い「快ストレス」と体に害のある「不快ストレス」に分けられ運動(物理的ストレッサー)やの喜び(心理的ストレッサー)は快ストレスになります。生きていく上でストレスは零にはできませんが一定の限界を超えると体の中に様々なストレス反応がでます。
一般的にストレスを考えたとき心理的ストレッサーや社会的ストレッサーが原因の不快ストレスが問題になります。これらにより急性期では心拍数増加や血圧上昇、血糖値上昇などを来たします。この反応は不快ストレスを排除しようとする闘争反応、不快ストレスから逃げようとする逃走反応の何れにも対応できる様にとの体が準備するためと考えられます。排除することも逃げる事もできなかった場合は精神的にダメージを受けてしまいうつ症状を来す事もあります。
ストレスが引き金となる疾患は多くありますが高血圧、胃潰瘍、過呼吸症候群、片頭痛、過敏性腸症候群や円形脱毛症などが有名です。またアトピー性皮膚炎などのアレルギー性疾患を持っている人はそれが増悪する原因にもなります。
ストレスの限界は個人差が大きく、ある人にとってストレッサーとなる事が他の人には全く問題ない事もあり規定する事は困難です。また快ストレスは不快ストレスを軽減させる作用があり、まずは自分にとっての快ストレスが何かを見つけて不快ストレスをためない様にする事が必要です。