体の具合が悪くなったときなど病院にかかる際にどのような事に注意していますか。スムースに診察を受ける事ができる様に簡単な注意事項を挙げてみたいと思います。

基本的に一次診療はまず近くの開業医で診察を受ける事が良いと思います。今の医療では大きな病院は専門的な治療が多くなり各医師の負担が増している事が問題になっています。最初は開業医を受診し大きな検査や専門的診断が必要なときなどはそこから紹介状を書いてもらうのが一般的でしょう。

病院に行く前には化粧をしない様にして下さい。顔色は診断するための重要な項目です。内科的な診察の際は薄着にして聴診がやりやすいようにし、外科的なケガなどの時には痛い場所がすぐ出る様にゆったりした服装が良いでしょう。足や手を見てもらいたいとき等は簡単に洗って汚れを落としておく事も一つのエチケットです。貧血なのに口紅を塗る、腹痛なのにボディスーツを着る、膝が痛いのに細身のジーンズを履く・・このような状況では満足に診察はできません。病院へは素の姿で受診して下さい。

診察では自分が最も気になる事を訴えて下さい。たくさんの事を事細かに説明しても診療に役に立つとは限りません。細かな事はメモに書いておいて医師に聞かれた時にだけ伝える事も良い方法です。この時に過去に大きな病気や手術があった人はその時期と病名を一緒にメモしておくと良いでしょう。胃薬や痛み止めなどを含め持病があって薬を飲んでいる場合には薬局でもらった薬剤情報をいつも持ち歩いて下さい。これは病院にかかる時だけでなく病気を治療している時に常に必要な心得です。そして診察の最後には自分の病気の病名を聞いておく事も良い事です。

病院で治療してすぐに症状がとれないからといって病院を転々と変わるのは得策ではありません。経過をみて治療法を変更する事は良くある事なので最低限一度は再診して医師の意見を聞いてから転医を考えましょう。