最近は子供が中学生のころから化粧をすることも珍しくない時代になっています。髪を染めたり、ピアスをしたり、ということも含めて。「子供用化粧品」は子供用としての規制はなく、さらには、子供たちは安価で不純物が多い化粧品を大人のアドバイスを受けずに購入しているのが現状です。

そのうえ、おしゃれによるトラブルが起きてもおしゃれが原因だと気づかないことで悪化することもあります。さらには、大人と異なり子供では「おしゃれによる皮膚トラブル」が多いのです。

その原因の一つに、子供の皮膚が構造的にも免疫学的にも未熟で接触皮膚炎を起こし易いということがあります。未熟な皮膚では、化学物質である化粧品や金属などの抗原を接触させると、皮膚や体の内部に入りやすくなり、将来的にもかぶれる物質が多くなる恐れがあります。

そのため、皮膚が未熟で完成されていない子供の間は、なるべく化学物質(染毛剤、化粧品、マニュキア、ピアス、ビューラー、つけまつ毛、まつ毛パーマ)を長く皮膚に作用させない様にすることが大事です。

何れにしても周りの大人が気を付けてあげることが大事です。