2024年05月25日
ドライアイ
ドライアイは、近年増加傾向であり「目の現代病」とも呼ばれます。高齢化、エアコンの使用、パソコンやスマートフォンの使用、コンタクトレンズ装用者の増加に伴い、ドライアイ患者さんも増えており、その数は2,200万人ともいわれています。
ドライアイは涙の量が不足し、涙の質のバランスが崩れることによって涙が均等に行きわたらなくなり、目の表面に傷が生じる病気です。いわばドライアイは涙の病気といえます。
ドライアイの要因には様々なものがありますが、とくに3つの「コン」すなわちパソコン、コンタクトレンズ、エアコンを使用することで涙が蒸発しやすく、不安定になり、目の表面の細胞を傷つけてしまいます。また、まぶたのふちにあるマイボーム腺という脂を出す腺が詰まっても、ドライアイの症状が出てきます。
ドライアイは、乾燥感以外にも目の不快感、疲れ目、視力低下などの症状も引き起こします。
ドライアイの原因は、様々なため、その原因毎に点眼などの治療を行う必要が出てきます。市販の目薬で水分を補うだけでは十分ではない場合もありますので、ドライアイ症状がある場合は眼科専門医の受診をお勧めします。